この記事で分かること
- NFTについて
- NFTの活用事例
- NFTの売買方法
最近よく話題になっている「NFT」という言葉をご存じでしょうか。
NFT(Non Fungible Token)とは、データの改ざんや取引の不正を防止することで、データに唯一の価値をもたらす技術のことです。
Twitter創業者のジャック・ドーシーが世界初のツイートを販売したことで話題になりましたが、あれにもNFTの技術が利用されています。
NFTを活用したアートやゲームなども続々と発表されており、日本企業でもコインチェックが先駆けとなりNFTを売買できるようになりました。
今回は、そんなNFTについて活用事例と売買方法を交えて紹介していきます。
- NFTを購入する前に・・・
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日本円の出金手数料 | 無料 | 407円 | 220円~770円 |
そもそも『NFT』ってなに?
NFTの特徴
代替不可能な証明書
上記でも説明しましたが、NFT(Non Fungible Token)とは、ブロックチェーンを利用してデータの改ざんや取引の不正を防止し、データに唯一の価値をもたらす技術のことです。
似たような技術に暗号資産(ビットコインなど)がありますが、暗号資産が「同じ種類のものがたくさんある」「分割できる」のに対し、NFTは「同じものが2つとない」「分けることが不可能」といった特徴があります。
ポイント
- ビットコイン
⇒同じ種類のもがたくさんある、分割できる
- NFT
⇒同じ種類のものが2つとない、分けることが不可能
プログラミングできる
NFTはNFT自体にプログラミングを付与することができます。
例えば「売り上げの一部をNFT作成者に分配する」というプログラミングを付与した場合、NFTが売買されるたびに作成者は収益を得ることができます。
今までは「売ったらそこで終わり」という状態が多く、原作者が損をしている状態でした。NFTの技術を応用すれば、適切な報酬を永久的に受け取り続けることが可能となります。
「永久的」に報酬を受け取ることができることから、今後も多くのNFTが出品されそうだね。
今後の課題
違法行為への対策が不十分
NFTは比較的新しい技術であるため、違法行為への対策が十分ではありません。
例えば、「オリジナルのNFTをコピーして、コピーした商品をNFT化して販売する(本質的なデータとしては異なるが、見た目が全く同じ)」といった悪行も行われているそうです。
オリジナル商品には特定のマークを付与するなど、対策を講じてはいるようですが、詐欺にあってしまう人がいるのも現状です。
SNSを狙った詐欺も急増しているから注意が必要だよ!
認知度が低い
海外では認知度が高まっていますが、日本での認知度はまだまだ低いです。
NFTという名前しか知らないという方も多く、活用事例まで知っている人は少ない現状です。
新しい技術を盛り上げていくためにも、日本の情報リテラシーを改める必要があります。
2022年2月時点では、日本でNFTを持っている人は1万2千人(人口の0.01%)程とも言われているよ。
『NFT』の活用事例
NFTの技術は様々なところで使用されていますが、「NFTアート」「NFTゲーム」「NFTデータ」で実際に活用されている事例を紹介しますね。
NFTアート
Crypto Punks
24x24ピクセルのデジタルアートをNFTとした商品で、PFP(プロフィール画像にするNFT)としても有名です。
クレジット会社大手のVISAが約1,700万円で購入したことでも話題となりました。
キャラクター画像は合計で10,000個あり、一つとして同じものはありません。
CryptoPunksを持つことは1種のステータスのようなものとなっており、投資目的で購入する人が多いようです。
CryptoNinja Partners(CNP)
国産のNFTなら「CNP」は外せません!国内の取引ランキングは堂々の1位!
Crypto Punksと同じPFP作品だよ!
アプリやゲーム、リアル店舗との商業提携など、活躍の幅はどんどん拡大しています。
「CNPR」や「CNPJ」などCNPのファンアート作品も数多くリリースされており、今後の発展が楽しみなNFTです。
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【国内No.1のNFT】『CryptoNinjaPartners(CNP)』の特徴と買い方!
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The First 5000Days
Beepleとして知られる比較的無名のデジタルアーティストによる作品ですが、なんとオークションで6,900万ドル(約75億円)という高額で落札されました。
NFTアートとしてはかなりの高額で売却された事例となり、NFTという技術が世に知られ始めたきっかけとなった作品でもあります。
参考記事「BeepleのNFT作品が75億円で落札、アート界に変革の兆し」はこちら
NFTゲーム
Axie Infinity
「Play to Earn」を掲げた代表的なゲームです。
Axieと呼ばれるモンスターを育てることがゲームの趣旨ですが、このAxie自体がNFTとなっており固有の価値を持ちます。
つまり、ゲームをしてAxieを育てれば育てるほどにお金を稼ぐことができます。
フィリピンでは、銀行口座よりもゲームに必要な口座(ウォレット)を持っている人の方が多いといわれるくらいメジャーなものとなっており、実際にAxie Infinityで稼いだお金で家を購入した人もいるそうです。
The Sandbox
メタバースと呼ばれる仮想空間内を自由に遊びまわることができるゲームです。
Axie Infinityと同様に「Play to Earn」を掲げており、LANDと呼ばれる仮想空間上の土地を貸し出すことで収益を得ることが可能です。
仮想空間ではありますが、リアル世界の不動産と似たような取引ができる、話題のNFTゲームです。
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【Play2Earn】遊びながら稼げる NFTゲーム!『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』の始め方と稼ぎ方を徹底解説
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NFTデータ
NBA Top Shot
NBAの動画をNFTに紐づけてオンライン上のコレクションカードとした商品となります。
動画をNFT化することにより、これまではコピーされ放題だった動画に希少性が生まれ、コレクションとして保有しておくことができるようになりました。
例えば、有名な選手のシュートシーンのカードを持っている場合、そのシーンを持っているのは自分だけとなり周囲に自慢することが可能です。
印鑑
日本の大手印鑑メーカーであるシャチハタは電子印鑑をNFTとしました。
この技術の普及により、電子印鑑の偽造が防止され、より安心・安全に利用することが可能となりました。
『NFT』を楽しむための準備
OpenSeaを利用するに当たり、「仮想通貨取引所」と「ウォレット」が必要になるので準備しておきましょう!
仮想通貨取引所を開設
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メタマスクに登録
NFTを購入するためには、メタマスクと呼ばれる仮想通貨を管理するウォレット(お財布)に登録が必要です。
10分ほどで登録は完了するのでサクッと登録を済ませましょう!
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【仮想通貨のお財布】『MetaMask(メタマスク)』の登録方法について解説します。
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『NFT』の始め方
仮想通貨取引所とウォレットの準備ができたら、さっそくNFTを楽しんでいきましょう!
NFTの始め方
- NFTの売買場所(マーケットプレイス)を知る
- マーケットプレイスでNFTを取引する
- 【番外編】NFTコミュニティを楽しむ!
【STEP1】NFTの売買場所(マーケットプレイス)を知る
NFTはマーケットプレイスと呼ばれる場所で取引が行われています。
物販で言うAmazonや楽天のようなものを想像すればOK!
NFTを取り扱うマーケットプレイスも複数あるので、利用するマーケットプレイスは登録を済ませておきましょう。
マーケットプレイス紹介
- OpenSea【世界最大規模】
- CoinCheck NFT【日本初のマーケットプレイス】
- LINE NFT【LINEPayで決済可能】
OpenSea
世界最大規模のマーケットプレイスです。NFTの売買を比較的簡単に行うことが可能で、誰でも参加できます。
出品数がかなり多いため、NFTの売買をするなら、まず登録しておきたいサイトです。
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【OpenSea】NFTの買い方・売り方・出品方法まで!OpenSeaの使い方を解説します。
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CoinCheck NFT
仮想通貨取引で有名な「コインチェック」ですが、CoinCheck NFT(β版)でNFTの取引を開始しました。
β版ということもあり、利用できるNFT(The Sandbox、CryptoSpells、NFTトレカなど)は限られたものとなりますが、日本の会社という安心感はありますし、サイトデザインもスッキリしていて使いやすいです。
LINE NFT
コインチェックに引き続き、LINEもNFT業界に参画しました。
LINEアカウントで気軽に始めることが可能で、支払いもLINE Payなどを利用することができます。
商品としては、LINE独自のキャラクターやスポーツ関連の商品を展開しています。
【STEP2】NFTを取引する
NFTの取引
- NFTを購入する
- NFTを売却する
- NFTを出品する
マーケットプレイスに登録したら、いよいよNFTを取引していきましょう!
NFTでは「買う」「売る」以外にも、自分で作品を作って出品することもできます。
コレクターとしてNFTを楽しむのか。投資家としてNFTを楽しむのか。クリエイターとしてNFTを楽しむのか。
様々な選択肢で楽しめるのもNFTの魅力ですね!
最大規模のOpenSeaでのNFTの買い方・売り方・出品方法は下の記事でまとめているので参考にしてください。
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【OpenSea】NFTの買い方・売り方・出品方法まで!OpenSeaの使い方を解説します。
続きを見る
他のマーケットプレイスでも似た操作で楽しめるよ!
【番外編】NFTコミュニティを楽しむ
NFTは多くの場合コミュニティを形成していて、コミュニティ内で様々なNFT運営の議論が交わされたり、イベントが開催されています。
気になるNFTがあれば、運営のTwitterやDiscordを探してみて、コミュニティを楽しむのもおすすめです。
他のプロジェクトの情報だったり、NFT以外の有益情報も入手できるよ!
まとめ:『NFT』を始めてみよう!
NFTについてご紹介しました!
NFTについて理解は深まったでしょうか?海外では日本よりも普及した技術となっており、今後は日本でも多くの人が触れることになることが予想されます。
まだまだNFTに関する認知度は低いですが、今のうちから新しい技術の知識を蓄えておきま
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