運動音痴が大活躍のサッカー漫画！『DAYS』のおすすめポイントを紹介します。

今回はおすすめのサッカー漫画「DAYS」を紹介します。

本作の特徴は主人公が運動音痴な点です。初めは下手で最後は上手になる大器晩成型ではなく、本当に運動音痴です。

完結済みの作品ですが、物語終盤になっても技術的には周囲より数段劣っていました。

しかし、たとえサッカーが下手でもひたすら努力を続けることで突破口を見つけ、最終的にはバリバリ活躍しています。

努力は必ず実る！ということを体現してくれた作品で、読んでいて主人公からは「勇気」と「元気」をもらうことができます。

今回は、そんな「DAYS」のあらすじやおすすめポイントについて紹介してきます！多少ネタバレも入るのでご容赦ください。

作品概要

• 題名：DAYS
• 作者：安田剛士
• 出版：講談社
• 掲載：週刊少年マガジン

DAYS（42） （講談社コミックス） [ 安田 剛士 ]

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過去にはアニメ化もした作品です！良ければアニメもどうぞ！

あらすじ

運動音痴で引っ込み思案な性格をしていた「柄本つくし」は、「風間陣」に誘われて参加したフットサルをきっかけにサッカーに興味を持ちます。

その後、サッカー名門校である聖跡高校に入学したつくしは風間とともにサッカー部に入部しますが、あきらかに実力不足なつくしに対してチームメイトからは邪険に扱われてしまします。

しかし、圧倒的なまでの実力差にめげることなく努力を続けるつくしを見て、周囲もつくしを認め、一緒になって努力をしていきます。

つくしの影響により、よく走りよく声を出すチームに変わった聖跡高校は全国大会制覇を目標に突き進んでいきます。

登場人物

柄本つくし

運動音痴の主人公。

風間に誘われたフットサルからサッカーに興味を持ちサッカー部に入部する。

強豪校にありながらサッカー初心者で技術的にはおぼつかないが、どこまでもボールを追う姿勢や懸命に練習する姿はサッカー部の雰囲気を変えるほど良い影響を与える。

お母さん想いの素直な良い子。

風間陣

1年生ながら強豪校「聖跡高校」でレギュラーとなるほどセンスに優れる。

ノリが良くサッカー部ではムードメーカーの役割ももつ。

つくしとは仲が良く、つくしをサッカー部に勧誘した張本人である。

水樹寿人

聖跡高校サッカー部のキャプテン。

高校からサッカーを始めたため足元の技術はおぼつかないが、補って余りある身体能力を持っている。

選手権前にすでにプロから内定をもらっており、高校サッカー界でプロに内定を貰っている人の総称「十傑」の1人である。

生方千加子

聖跡高校サッカー部のマネージャー。

小説家になるため、努力したすえに挫折した過去をもつことから、始めは上手くもないのに頑張るつくしに対して苛立ちをもっていた。

しかし、頑張り続けるつくしに影響されて、サッカー部のマネージャーとなる。

分析力に非常に長けており、監督とともに戦略をたてて勝利に一役かっている。

犬童かおる

聖跡高校のライバルである「桜木高校」のキャプテン。

優れたサッカーセンスをもち、パスでチームをコントロールしている。

鳥のように俯瞰してピッチを見ることが可能で、誰も思い付かないようなパスをだす。

水樹と同様に「十傑」の1人である。

成神蹴冶

桜木高校のエースストライカー。

「死神」の異名をもち、誰にも止められないようなドリブルが武器。

喘息を患っているため高校入学までは満足にサッカーをすることができず、高校入学後も試合出場には時間制限がある。

おすすめポイント

努力は裏切らない！

主人公である 「柄本つくし」 は運動音痴でお世辞にもサッカーがうまいとはいえない実力でした。

物語終盤でも技術的には周りより劣りますが、人一倍続けていた走り込みによるスタミナと周りを気遣うことで身に着いた周辺視野により活躍します。

主人公の真っ直ぐで優しい性格そのものにより努力が報われ結果につながったシーンは、愚直に頑張ることを忘れていた私にはぐっとくるものがありました。

部活の楽しさを思い出す

この漫画を読むときっと「高校時代に戻って青春して～」と思うことでしょう。

漫画の主役である「聖跡高校」はつくしを中心としてよく走りよく声をだすチームです。厳しい練習を声を出して皆で乗り越えることでチームの基礎能力と連帯感を向上させるという、これぞ部活！これぞ楽しさ！というのがダイレクトに伝わってきます。

また、漫画を通して様々な高校が登場しますが、どの高校にも怪我やチームメイトのすれ違いなどのドラマがあり、それを乗り越えて試合中に成長します。

サッカーに対して本気で向き合っているからこその葛藤があるのでしょう。（筆者は平和なほのぼのした部活だったので残念ながら共感はできませんでした。。。）

高校時代を思い返してみるともっと本気で部活やっとけばよかったな～と感じます。

高校生の難しい心情描写

DAYSはサッカーだけでなく、サッカー外の心理描写も細かく描かれています。

主人公のつくしもただのサッカーバカになったのかと思いきや、実は胸の内にしこりを感じていました。

漫画というと異常なまでの強メンタルで、ミスがあっても練習で取り返すぞ！というキャラが多い印象ですが、高校生という多感な時期のリアルな心情が描かれています。

スピンオフ 「振り向くな君は」 も面白い！

スピンオフ作品である「振り向くな君は」も面白いのでお勧めです。

ライバルであった桜木高校が舞台となり、犬童かおると成神蹴冶が主人公です。DAYSでは、強豪校として描かれた桜木高校の弱小時代が描かれています。

全4巻(新装版だと全2巻)と短い内容（本当はもっと描いて欲しかった。。）なので、一気読みできちゃいます。まだ読んでない！という方はぜひ読んでみてください。

新装版　振り向くな君は（講談社コミックス） [ 安田 剛士 ]

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レビュー紹介

• つくしのダメっぷりと風間のひょうきんなところがとてもおもしろく、ところどころに差し込まれる感動的なシーンが読者を夢中にします。
• なんでか、ウルウルする漫画です。主人公の成長が目に見えて、素直になれる気がします。好みは分かれるとは思いますが、ハマる人はいいと思います。
• 少々詰め込み過ぎだったり、キャラクターたちの感慨に置いてけぼりにされたり。それに、脈絡に欠けるところも気になります。展開に難あり。

参照：amazonレビュー

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まとめ

おすすめのサッカー漫画「DAYS」についてまとめてみました！

サッカーの戦術面より人物設定に重きを置いているので、「アオアシ」や「GIANT KILLING」が好きな人には合わないかもしれませんが、ひたむきに頑張る主人公に感情移入して、ついうるっときてしまう作品です。

完結済みの作品なので、初めから終わりまで一気に読むことも可能です。

興味がある方はぜひ読んでみてください。