仲介手数料は半額でいい！？不動産について学べる漫画『正直不動産』を紹介します！

「正直不動産」はその名の通り、不動産業界を舞台とした漫画です。

マイホームの購入、不動産経営など不動産は私たちの生活に切っても切れない関係ですが、正しい知識を持たない状態で不動産を購入する方が大勢います。

最近では、「かぼちゃの馬車」の事件がありましたが、被害者とならないためにも正しい知識を保有して、自らの意思で不動産を購入することが大切です。

この漫画では、不動産を購入、賃貸するにあたって陥りやすい罠について学ぶことができます。業界の人にとっては当たり前の内容なのかもしれませんが、素人からすると「そんな制度があるのか」と勉強になります。

不動産に興味がある人は、一読の価値ありです。

作品概要

• 題名：正直不動産
• 原案：大谷あきら
• 脚本：夏原武
• 漫画：水野光博
• 出版：小学館

正直不動産 1 （ビッグ コミックス） [ 大谷 アキラ ]

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あらすじ

登坂不動産の営業マンである主人公「永瀬財地」は売るためだけの情報を顧客に伝えることで、圧倒的な売り上げを叩き出していました。

しかし、地鎮祭の時に祠を破壊してしまったことから、「嘘」をつくことができなくなってしまいます。

不動産営業にとっては致命的とも言える嘘をつけない体質に四苦八苦しながらも、「正直」な営業を行い、不動産業界で活躍していきます。

登場人物

永瀬財地

本作の主人公。登坂不動産副課長(最新刊では課長代理)。

ひょんなことから嘘をつけない体質になってしまったため、正直な営業を取り組む。

タワマンが大好き。

月下咲良

登坂不動産新入社員。カスタマーファーストの営業に取り組む。

カスタマーを重視しすぎるため、営業成績はいつもノルマぎりぎり。

登坂寿郎

登坂不動産社長。冷徹な一面もあるが、大事な所では部下を守ってくれる男気あふれる人。

大河真澄

登坂不動産部長。基本的には人情家だが怒らせると怖い。

ノルマには厳しい。

桐山貴久

登坂不動産元社員。登坂不動産課長の藤原といざこざがあり登坂不動産を退社。

その後、名うての不動産ブローカーとなる。

鵤聖人

ミネルヴァ不動産社長。悪徳不動産を経営。登坂寿郎とは因縁あり。

おすすめシーン・名言

千三つ

業界用語の１つで、「家が欲しい話が1,000件あっても契約に至るのは3件だけ」という意味だそうですが、「千の言葉の中には真実はたったの3つ」という裏の意味もあるようです。

1話に出てくるワードなのですが、これが本当なら衝撃ですね。

自分で正しい知識を持っていないと簡単に誘導されてしまうということです。

より一層、不動産の知識を持っておくべきだと痛感しました。

カレー味のカレー

「カレー味のうんこ」か「うんこ味のカレー」

この質問を聞いたことはあると思います。

まぁどっちも嫌ですよね。しかし、2択で出されると私は「うんこ味のカレー」を選びます。

主人公である永瀬は同僚からこの2択の質問を受けます。

そこでの永瀬の回答は、「カレー味のカレー」でした。

2択を出されるとその中から選ばなくてはいけないような心理になりますが、別の視点から考えるとより良い答えが見えてくることもあります。

不動産はあまり関係ありませんが、個人的に好きなシーンです。

仲介手数料は半額でいい

お部屋を賃貸契約する際には、不動産屋に仲介手数料を支払いますよね。

通常の契約だと、仲介手数料は家賃1ヶ月払うケースが多いそうです。しかし、実はこの仲介手数料が0.5ヶ月分しか払わなくて良いことをご存知でしょうか。

ここでいう「1ヶ月」は払わなくてはならない上限値です。本来の仲介手数料は、借主と貸主が折半して、それぞれ家賃0.5ヶ月分払うこととなっています。

しかし、貸主にいい顔をしたい不動産会社は、借主に全額払わせることが通例となってしまっています。

新しい家を契約するときは、引越しなども重なりお金の消費が多くなるため、少しでも負担を減らしておきましょう。

家賃の増額請求

大家さんから、家賃の増額を提示されたことはあるでしょうか？

貸主は家賃の増額を要求できますが、大家といえど一方的に家賃の増額をしたり、賃貸契約を解除することはできません。

再開発などによる周辺相場の上昇や税金の増減の影響によって、家賃が不相当になった場合のみ増額を請求できます。

もし、大家さんがごねて、家賃を受け取ってくれない場合も、貸主の代わりに法務局が預かってくれる制度もあります。

また、増額を請求できると言うことは逆も然りです。家賃が不相当だと感じる借主は貸主に対して家賃の減額を請求できます。

レビュー紹介

• 業界には当たり前のことかもしれませんがしれないが、不動産素人には分かりやすく業界の光と闇が描かれている。
• 難しい業界用語や専門用語が漫画で描かれていて分かりやすい。
• 内容は当たり前の軽いものが多いけど、嘘をつかずに不動産屋やって成功していくと言う話がシンプルでいい
• 話としては面白いが、不動産業を行なっている者からすると白ける内容。テレビの刑事ドラマのようなものとして見るのはあり。
• 不動産の知識がほとんどなかったので、どうかなと思ったが、説明も分かりやすく良かった。

Amazon カスタマーレビュー　正直不動産(1)：https://www.amazon.co.jp/gp/aw/cr/4091897002/ref=mw_dp_cr

ピッコマ

開発元:Kakao piccoma Corp.

無料

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いかがでしたでしょうか？

正直不動産は面白いのに勉強になる、おすすめの漫画です！

個人的には、この漫画を通して宅地建物取引士の資格にも興味が出てきたので勉強にしてみようかなと思っています。

少しでもこの漫画に興味を持っていただけたら幸いです。