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※私個人が学んだこと感じたことに対するメモ書きのようなものとなります。初心者知識となることをご容赦ください。
テレビのCMや企業の説明において、「イノベーション」という言葉はよく使われます。
私個人の「イノベーション」のイメージは、「革新的な発明」でした。
皆さんはどうでしょうか?
実は「革新的な発明」もイノベーションですが、一部でしかありません。
イノベーションは一握りの天才達が実行することができる、とんでもないアイデアのことだと思ってましたがそうではないようです。
イノベーションという言葉をよく聞くのに、個人的に正しく理解できていない。そう感じたので、「イノベーション」についてまとめてみることにしました。
イノベーションとは?
イノベーションの定義
発明と洞察の交差点で社会的・経済的に価値を生み出すこと
引用:バルサミーノ・レポート 全米競争力評議会2004年
まぁ要するに、革新的でもアイデアだけでは駄目ですよ、顧客のニーズも確保してくださいねということですね。
個人的には革新的なアイデアを実現すれば、それはイノベーションであると思っていたので、この洞察が必要ということは盲点でした。
持続的・破壊的イノベーション
突然ですが、みなさんはイノベーションに2つの種類があることをご存じでしょうか。
イノベーションには、「持続的イノベーション」と「破壊的イノベーション」の2種類が存在します。
それぞれの意味は下記の通りです。
持続的イノベーション:
既存市場の顧客に、より効率的な製品、サービスを提供すること。
破壊的イノベーション:
顧客の常識を変える、潜在ニーズを発見することで新たな市場を開拓すること。
具体的な例を挙げると、持続的イノベーションは、電気ポットの保温効果を上げる、自動車の低燃費化といった例が挙げられます。自社の製品をどんどん開発してより良くしていこうという考え方です。
破壊的イノベーションには、iPhoneが分かりやすいかと思います。iPhoneが出始めたころには、ガラケーが主流でメール、電話、インターネットくらいにしか携帯を使っていませんでした。現在では、スマホが当たり前となり、従来の携帯は「ガラパゴス」と呼ばれるほどに新しい市場となりました。
イノベーションのジレンマ
さて、イノベーションと聞くとプラスのイメージがあるかと思いますが、必ずしもそうであるとは限りません。
持続的イノベーションに、とらわれ過ぎると「ジレンマ」に陥ってしまいます。
ここでいうジレンマは、製品の存在価値を上げるのに集中すると、ニーズを見失ってしまうことを指します。
電気ポットを具体例に見てみましょう。
電気ポットを開発している会社は、自社の製品の開発に注力しすぎてしまい、顧客ニーズを超えた保温能力を持った電気ポッドを開発してしまいます。
そんな時に、現れたのが電気ケトルでした。
電気ケトルは、必要な分だけ、短時間でお湯を沸かすことができます。
顧客としては、カップラーメンやインスタントコーヒーを飲むときなど「少しのお湯がすぐ欲しい」というニーズが強く、電気ケトルは大成功、電気ポットは市場を縮小してしまいます。
イノベーションの定義でも示したように、イノベーションをする際には、顧客のニーズを把握しておくことが重要なのです。
イノベーションの起こし方
知の探索と深化
whyの思考
まとめ
- イノベーションには、持続的・破壊的イノベーションの2種類がある。
- イノベーションのジレンマにならないよう顧客のニーズを正しく把握する。
- 知の探索と深化の両利きとなることで、顧客のニーズを理解する
- whyの思考を持つことでイノベーションの種を養う